2021年12月17日 09:42

アニコムホールディングスは、ペットの疾患統計などをまとめた「アニコム 家庭どうぶつ白書2021」を公開した。
「家庭どうぶつ白書」とは、同社が2010年から毎年公開している、世界最大規模のペット統計データ集。アニコム損害保険のペット保険の保険金請求データや、独自のアンケート調査の結果をまとめたもので、Webサイトから誰でも無料で閲覧・ダウンロードできる。
今回、新たに平均寿命の推移を調査したところ、2008年度から2019年度にかけての12年間で、犬は0.9歳、猫は0.4歳延びていることがわかった。また犬種別・猫種別の寿命を調査したところ、アニコム損保の人気犬種ランキングで、12年連続1位のトイ・プードルが、平均寿命でも1位となり15.3歳だった。ミニチュア・ダックスフンドや柴犬、体重10kg未満のMIX犬といった人気犬種が、平均寿命でも上位に入る傾向となった。さらに犬猫だけでなく、鳥・うさぎ・フェレットの他、昨今人気の高まっているモモンガやハリネズミといったエキゾチックアニマルの平均寿命も、今回初めて掲載している。
従来、上位18犬種までの掲載だった犬種別データを、新たに32犬種に拡大。疾患大分類別にみた保険金請求割合の他、他犬種と比べてかかりやすい疾患を上位20疾患まで紹介している。マイナー犬種は大規模な疾患統計をとりづらく、情報がメジャー犬種よりも少なくなりがちだが、合計32犬種においてそれぞれがかかりやすい疾患を掲載したことで、各犬種における病気の早期発見や予防の一助となればと考えている。