2021年09月06日 10:50

Biodata Bank(バイオデータバンク)および子会社のHEATVANCE(ヒトヴァンス)は、2021年夏、フランスの建設業従事者保護のための主要2団体との提携により、フランス全土で「熱中対策ウォッチ カナリア」を用いた実証実験を開始した。

「熱中対策ウォッチ カナリア」は暑熱下で一大事になる前にアラームとLED表示でお知らせするウェアラブルデバイス。通信不要・充電不要の使い切りタイプとなっており、手首に巻くだけで子どもからお年寄りまで幅広く使用できる製品となっている。

6月に建設業従事者保護のための主要団体であるフランス建設業災害防止団体(OPP-BTP)、フランス建設業保険団体(PRO-BTP)と提携し、今夏フランス全土で熱中症予防ウェアラブルデバイスの実証実験を開始。同2団体はフランスの建設企業の90%が加入する全国規模の団体であり、同実証実験は大手建設企業25社の協力を得て実施され、建設現場など暑さが厳しい環境で働く約900名が参加している。

8月6日に、提携先のうちの一つであるOPP-BTPによる同実証実験の中間報告が行われ、OPP-BTPイノベーション推進部のモハメッド・トラベルシさんからは「熱中対策ウォッチは熱中症予防の革新的な解決策であり、実験に多くの建設会社が参加していることは製品に対する関心と期待の表れだ」と高く評価された。熱中症のリスクは世界全体に広がっており、これまでにフランスで築いた実績やネットワークを活かし、欧州を起点に世界各国への展開を行なっていく。

「熱中対策ウォッチ カナリア」公式HP