2025年05月27日 20:24

Perma Futureは、群馬県より「令和7年度「ぐんまAgri×NETSUGEN共創」実証事業」を受託した。これに伴い、5月中旬より、都市部等の参加者が農業を手伝う「農業ワーケーション」を群馬県内で実施する。
Perma Futureは2023年7月より、参加者が農家に宿泊し、農作業を手伝いながら旅を楽しむ「ののの」事業を展開してきた。名称には「No 農 No Life」という思いが込められている。参加者は1日3〜4時間の農作業を手伝い、その対価として農家が宿泊場所や作物を提供。作業時間以外は自由に過ごすことができ、観光、テレワーク、移住先の検討など、目的に応じた体験が可能だ。
他のワーケーションでは1泊1万円前後が一般的だが、「ののの」では1泊2日から2週間で一律7700円という手頃な価格で参加できる。利用者の6割が10代~20代で、8割は関東圏からの参加となる。
今回の実証事業では、短期間の労働力を求める群馬県内の農家を受け入れ先とし、「ののの」上で参加者を募集、マッチングを行う。若年層の参加が多いため、SNSを活用した情報発信も期待され、地域産業のPRにもつながるため、関係人口創出へ貢献ができる。また、1泊2日から参加可能なため、都心部のビジネスパーソンの参加も見込まれる。
受け入れ先としては、果樹栽培が盛んな群馬県沼田市での農作業が決定している。