2021年07月16日 16:58

エコグリーンホールディングスは、このたび、千葉県内の3地域(富里市、山武市、東金市)の森林において、森林再生プロジェクトをスタートする。その第1弾として、7月1日にエコグリーングループ、富里市、東邦大学と土地所有者による覚書を締結。7月より、富里市が推進する「森林再生プラン」にて森林の再生を進めている森林において、早生樹を活用したモデル森林の造林に着手する。
近年、国内各地の森林で所有者の高齢化や経営意欲の希薄化、不在地主の増加といった理由により適正な維持管理が困難になっている。このたびのプロジェクトは、こうした課題を解決するサステナブルな森林再生を実現することを目的としたもの。今後10年間にわたり早生樹を活用した造林および森林の生態系の調査と管理、さらに木材の有効利用を推進し、未来につなげていく。
本プロジェクトにおいて、エコグリーンは全グループ会社と連携し、その力を結集することで、荒れた森林の伐採から、造林と維持管理、さらに木質バイオマスをはじめとした森林資源を活用した収益化とその管理まで幅広い範囲を担う。
今回のプロジェクトにあたり、同社代表取締役・石井光暢さんは、「森林を再生するには、まずは荒廃した森林を安全に伐採し整備する必要がある。また、地域社会と共存できる森林へと再生するには、木材の利活用がとても重要。森林再生とバイオマス利活用を含めた一貫した体制を構築し、地域の事業を継続的に発展させながら森林を再生させていくカーボンマイナスの事業創出を目指す」と語った。