2021年06月30日 08:43

オイテルは、8月より、女性個室トイレ内に動画広告を配信する「OiTr ads(オイテルアズ)」の提供を開始する。
「OiTr ads」は、女性個室トイレに動画広告(無音声)を配信するデジタルサイネージ。仕組みとしては、利用者が個室トイレに入り、便座に座るとセンサーが感知し広告動画が開始。退室すると広告動画は終了。トイレの混雑抑止するために放映時間を制限し、規定時間を経過すると入室中でも放映終了となる。女性限定に配信でき、パーソナルな空間だけに高い到達率やターゲティング精度が期待される。利用頻度の高い場所だからこそ、長期の連続出稿により認知向上が狙える。商業施設内の商品・サービスを「OiTr ads」で広告配信することで購入を促す、商業施設ならではの活用方法がある。
同じく8月にスタートする「OiTr(オイテル)」は、女性個室トイレにデジタルサイネージ機能をもったディスペンサーを設置し、広告出稿企業の広告費から賄うことで、利用者に対して無料で生理用ナプキンを提供するサービスだ。また、必要とするすべての人に生理用ナプキンが行き届くよう、小学校、中学校、高等学校などへは、広告収益から継続的に生理用ナプキンを無償提供する仕組みにしている。
同社は、女性特有の健康課題は女性だけの問題ではなく、ジェンダーギャップという社会課題として受け止めている。広告費から賄うことで無料で生理用ナプキン提供を実現する「OiTr」のエコシステムにより、ビジネスで社会課題の解決を実現し、サステナブルな社会の創出を目指す。