2021年01月19日 18:08

ジェイアール四国バスとユーグレナは、JR四国バスが高知県で運行している「大栃線」(土佐山田駅~美良布(アンパンマンミュージアム)間を運行)にて、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を1月18日より使用開始した。ユーグレナバイオディーゼル燃料の四国地方での使用は本件が初めてとなる。

燃料となるユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントから輸送され、JR四国バスに提供されたものだ。ユーグレナバイオディーゼル燃料は、微細藻類ユーグレナと使用済み食用油を原料に使用し、バス自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料となる。バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルを実現する。

JR四国バスは、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、高知県の「大栃線」に、ユーグレナバイオディーゼル燃料の使用を決定した。ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するバイオ燃料の供給を昨年から開始。バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、さまざまな車両・船舶で利用が開始されている。