2021年01月06日 14:24

ラングレスは、特定環境下におけるイヌの心拍状態(心拍数・自律神経推移)を活用したマーケティング支援サービスを開始する。
同社は、生体情報の解析技術によってリアルタイムに心の動きを可視化し、言葉以外の新しいコミュニケーション方法を生み出すことを目指している。世界で初めて、毛皮の処置なしに心拍・心音を取得することができる同社のセンサーは、ノイズに極めて強く、体内の音声から心音のみを拾うことができる特殊性を持つ。また、取得した心拍情報を元に構築したアルゴリズムによって、対象の状態を可視化することが可能だ。
動物の研究においてはバイタルデータの取得に大きな課題があるため、現状の製品開発では十分な定性・定量評価ができていない。そのため、2018年にイヌパシーを製品化・販売して以降、多数の事業会社からマーケティングデータとしての活用について声かけがあった。イヌパシーを活用することによって、既存製品の差別化および新規製品の開発を加速していくために、今回「イヌの心拍状態を活用したマーケティング支援サービス」を開始する。
同サービスは、イヌパシーを通して取得できる犬の心拍情報を法人向けにライセンス提供し、マーケティング戦略の立案をサポートする。各社は必要数のイヌパシーを購入し、効果的にデータを取得するための計測環境の設計やアルゴリズムの構築、解析データを踏まえたレポーティングなどを受けることができる。