2020年12月08日 15:45

農薬不使用の食用バラを栽培し、そのバラで加工食品と化粧品を開発・販売するROSE LABO(ローズラボ)が、2020年7月1日に発売開始した「ローズバリアスプレー」が、ベストコスメ2020を受賞した。本商品は、窮屈に感じてしまうマスクの香り付けにはもちろん、手指の消毒もできる処方で作られた多機能マスクスプレー。
ROSE LABOは、埼玉県深谷市にて農薬不使用の「食べられるバラ(食用バラ)」を栽培し、生産・商品開発・販売を一貫して行う6次産業の農家。2015年の創業当初は、飲食店への食べられるバラの販売からスタートした。年間27万輪のバラを収穫し、飲食店などに販売を行っているが、2020年は飲食店の営業自粛で取扱いがキャンセルとなってしまい、行き先のない美しいバラを見ながら、破棄を考えた。しかし、農薬を使わずに愛情たっぷり育てた食べられるバラを捨てることは大変心苦しく、躊躇していたという。
そのようななか、感染予防対策をしながらも親身になって応援してくれる人たちの姿を見て「この食用バラで社会のためになる商品を作ろう」と考え、そのバラをローズウォーターに加工。2020年7月「ローズバリアスプレー」の開発に至った。
2020年8月には、コロナ禍においてサポートを行った深谷市役所の全職員へ、1,000本の「ローズバリアスプレー」を寄付。現在は、詰め替えパックを開発中。今後スプレーボトルの再利用の呼びかけにも取り組む。公式通販サイトはこちら。