2020年07月31日 12:06

インテグループは、8月より、買い手企業向けのM&Aサービス「ディール・ファインディング・サービス」の提供を正式に開始する。
中小企業のM&Aは後継者問題を解決するための譲渡が多く、ほとんどが売り手から始まる。通常、売り手1社に対し、買い手候補企業が数十社になるため、買い手企業間の競争が非常に激しくなっている。これにより、仲介会社から譲渡案件を持ち込まれるのを待つ「待ちのM&A」ではM&A成約まで至るのが難しく、買い手が能動的に案件を探しに行く「攻めのM&A」が求められている。
しかし、他の仲介会社の同様のサービスにおいては、着手金や中間金が発生するなど、M&A成立の有無に関わらず、数百万円から数千万円の報酬が発生するため、結果が伴わないことによるトラブルが散見される。このような背景を受けて、同社では、おそらく業界で初めて、完全成功報酬制で「攻めのM&A」のサービスを実施することにした。
本サービスでは、同社は買い手企業と協同で買収候補となるターゲット企業のリストを作成し、ターゲット企業へのアプローチ・交渉を行い、M&Aの成約・実行までサポート。M&Aが成立した場合のみ報酬を受け取る完全成功報酬制であり、企業価値向上を目指す企業が、リスクを最小限にしながら、能動的にM&A戦略を立案・実行していくことを可能にする。