2020年07月17日 18:49

創業100年の老舗靴下メーカーであるイイダ靴下が、靴下製造技術を駆使したニットマスク以外の商品を販売開始した。ショップ開設のきっかけは、編立技術者からの不満だったという。「どうしてこれだけサンプルをして開発したのに販売できないのか」「こんなに使いやすくなるのに広めることができないのか」という声だった。そこで、現場からの声で開発された新商品を専門サイトで販売することで、多くの人に今の日本の製造技術を知って欲しいと考えた。

開発した新商品のひとつが、「S.B.Sシリーズ (Socks made By Saga factory)」。これは佐賀で作られた靴下というシリーズだが、同時にSbySという靴下の最新編立技術を使った商品になっている。通常靴下は、ロッソというつま先部分を縫製する工程があるが、最新のイタリアの技術でこの縫製部分を自動リンキングというフラットにする設計で製造する事が出来る様になった。

少し窮屈な靴を履くと指先が痛くなることがあるが、それは縫製部分が当たっている事が原因になっている場合がある。このシリーズは全てリンキング仕様になっているので、パンプスや革靴に対応できる。

また、従来の着圧ソックスは、着用することで立ち仕事での疲れの軽減や、おやすみ着圧のように、夜間に着用して張りを軽減が期待できるという商品だった。しかし先日メディアで話題になった新しい着圧ソックスの期待できる効能として注目が集まり、今回新しく開発を行った。詳しくはこちら