2020年05月19日 18:26

ヤマップは、山小屋支援プロシェクト運営協議会を発足し、日本の山小屋を支援する「#山小屋支援プロジェクト」を始動、クラウドファンディング支援者の募集を開始した。
山小屋は、登山の自粛要請による影響はもとより万全な三密対策も難しいことから、ゴールデンウィーク期間中はもちろん今夏シーズンまでをも休業を余儀なくされ、売り上げの激減・資金繰り等、存続の危機にさらされている。山小屋は古くから、休憩・宿泊・救助活動等の「拠点」としての機能だけでなく、登山道の治安を「維持・管理」する役割も担い、安全で快適な登山は、山小屋を維持・運営する人たちの営為に支えられ続けてきた。そんな山のインフラとも言える山小屋の運営者を、今こそ登山と自然を愛する人の力で支えることが必要ではないか。本プロジェクトはそんな思想に端を発し、始動する運びとなった。
集まった全支援金は、新型コロナウイルス対策のための資材購入費をはじめ、登山道の整備、遭難対策費用、当座の運転資金等に充当。支援者は、対象の山小屋を「指定する」コースと「指定しない」コースを選択でき「指定する」コースの支援金はその山小屋へ。「指定しない」コースの支援金は、各被害状況の実態に基づき、最も支援を必要としている山小屋に分配される(第1期分として約30軒が対象)。今後、支援対象の山小屋は順次プロジェクトページ(READYFOR内)に追加予定で、支援を必要としている山小屋関係者の参加も広く募っている。
目標金額は200万円。募集締切は6月30日。