2020年05月11日 15:48

Hacobu(ハコブ)は、新プロダクトである流通資材モニタリングサービス「MOVO Seek」の提供を開始した。
Hacobuは、「運ぶを最適化する」をミッションとして、企業間物流の最適化を目指し、デジタル物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」を提供している。
かご車やパレットは流通資材と呼ばれ、倉庫や店舗など流通・物流業界の拠点間で多く使用されている。拠点間で使用する際、他の物流事業者に回収されてしまう、流通店舗の売り場のレイアウトに転用されてしまうなど「紛失」するケース、流通店舗のバックヤードや特定の物流拠点に「滞留」するケースが多数発生している。「紛失」は補充のための新規購入や過剰在庫をすることでコスト増加、「滞留」は繁忙期の流通資材不足が業務の遅れ、売上機会損失リスクにも繋がる。
「MOVO Seek」は、これらの流通資材の「滞留」と「紛失」を見える化するサービス。「MOVO Seek」はIoTネットワーク「Sigfox」を利用することで、低い初期コストで流通資材に適する位置情報の取得を実現した。これにより滞留と紛失の把握、及びその要因の分析をすることができ、流通資材にまつわる様々な課題を解決することを目指す。東京都内の小売の物流センターで行った実証実験では、稼働するかご車にサンプリング形式で端末を取り付けたところ、1カ月で7%のかご車の紛失を把握する結果が出ている。