2020年04月07日 12:21

delyは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う外出自粛要請が家庭の料理に与える影響を測るため、運営するレシピ動画サービス「クラシル」のユーザー行動分析を実施した。

2月から国内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する報道が始まり、3月2日より、感染拡大防止を目的とした全国小中高の臨時休校が開始された。各自治体における外出自粛要請に伴い、家庭では料理の負担が増加している。調査結果によると、2月中旬のマスクや手指消毒液・トイレットペーパーなどの品薄が報道されたタイミングや、全国小中高の臨時休校など、新型コロナウイルス感染症に関する報道が増加するタイミングで「クラシル」の利用者数が増加している。また、食材名やレシピ名だけでなく、「朝ご飯」「昼ご飯」「夜ご飯」カテゴリからレシピを探すユーザーも増加。全体的に、料理を作る機会が増えていることが伺える。

検索キーワードにも変化があり、通常は日曜に検索が伸びる朝食レシピだが、テレワークや休校などにより、朝の時間に余裕ができたことや、健康志向の増加により平日の検索が上昇している。他にも、「お昼ご飯」の検索数が2.8倍、「子供」の検索数は1.5倍に急上昇した。さらに、外食の自粛により「夜ご飯」の検索数も4倍に。家飲み需要拡大で、「おつまみ」検索数は前年比約1.7倍となった。

クラシルは今回の混乱による消費者の行動の変化を捉え、消費者が今何を求めているか、何に困っているかを知り、「食」を通じた解決策を実行することで、さらなる支援に役立てたいと考えている。

クラシル