2020年03月24日 16:04

三重県では、全国の20~30代の都市部から地方への移住経験者を対象にアンケート調査を行った。まず、移住先の決定要因は、「スーパーや、郵便局、銀行など生活に必要な施設」が17.0%と最も多く、次いで「就きたい仕事がある」が15.0%だった。

移住への不安は「安定した収入が得られるかどうか」が24.5%と最も多く、次いで「コミュニティとの人間関係」が23.0%、また、24.0%が移住に向けた不安は「特になし」と回答。

理想と現実のギャップについて、「都市部よりも地方のほうが生活費が安くなると想像していたが、実際は物価の高さや車の燃料費など想定よりも生活費がかかった」が14.5%、「自然環境の豊かな田舎暮らしに憧れていたが、実際に住んでみるとインフラや都心へのアクセスなど生活が不便に感じることがあった」が12.0%、一方、52.5%もの人がギャップは「特になし」と答えた。

移住のメリットとして最も多く「当てはまる」と回答が得られたのは「自然環境が豊かな地域で暮らせる」58.0%、次いで「配偶者、子どもと一緒に暮らせる」55.5%、「家族と過ごす時間が増やせる」49.5%。

最後に、移住経験者から、今後移住を希望している人に対するアドバイスを自由回答で聞いたところ、「悩んでいるのなら行動したほうがいい」「思い切りの気持ちが大切」「後悔しないようにやりたいことを」など後押しする声がある一方、「事前の情報収集が重要」「一定期間滞在したほうがよい」「子どもの学校見学を」という入念な事前調査を促す声も多く寄せられた。