2020年03月02日 18:32

NTTドコモは、2020年春の商用サービス開始を予定している第5世代移動通信システム「5G」の速さを象徴的に表現したスペシャル動画「爆奏オーケストラ」を、2020年3月2日(月)に公開した。本動画の舞台は、コンサートホール。オーケストラをまとめる指揮者には、人工知能(AI)を搭載した「オルタ3」を起用した。

オーケストラのメンバーが檀上でチューニングを終えると、「オルタ3」はまず「3G回線」の世界観でヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の名曲「G線上のアリア」の指揮を始める。ゆったりとした指揮にとまどいながら演奏するオーケストラのメンバーたち。演奏が2周目に突入すると、演奏は「4G回線」のスピードに。楽曲の標準的なテンションになったことで、オーケストラの演奏にも躍動感が生まれていく。

そして、3周目の演奏で「オルタ3」の指揮はさらにダイナミックになり、演奏も「5G回線」のスピードに。徐々に表現豊かになる「オルタ3」の指揮に、果たしてオーケストラのメンバーはついていけるのか。早送りやCGなどの加工は一切なしで臨んだ「爆奏オーケストラ」の模様はこちら

「オルタ3」は、機械が露出したむき出しの体、性別や年齢を感じさせない顔といった特徴により、人の想像力を喚起し、これまでにない生命性を感じさせることをめざしたアンドロイド。今後は音楽家でアンドロイド・オペラの発案者である渋谷慶一郎さんによる「Scary Beauty」の世界各地での公演や、世界各地でのアートビエンナーレへの出展も予定されている。