2020年02月05日 17:03

エイ出版社は、1月29日、レモンサワーの歴史、そして「いま」を解き明かす「レモンサワーの教科書」を発売した。

戦後間もない物資不足の時代、東京のとある酒場で偶然生まれた飲み物「レモンサワー」。焼酎の炭酸割りにレモンをしぼっただけの、いたってシンプルな飲み物は、いつしか大衆酒場のスタンダードとなり、長年呑んべえたちに愛されてきた。昭和・平成と時代は流れ、令和の日本。おじさんの飲み物だったレモンサワーは、若者たちも好んで飲む1杯に変わっている。

「レモンサワーの教科書」は、そんなサワーの歴史を振り返ると共に、変わりゆくサワーの今を徹底的に紐解く。本書では、「レモンサワーにダイバーシティを!」と題し、タイプ別(元祖・氷結・すりおろし・シャリシャリ・カクテルインスパイア)に名店を紹介。また、今まであまり知られることがなかった、サワー史においてエポックメイキングとなった店舗や、出来事を物語コラム4回分にまとめた。

さらに、趣向を凝らしたクラフトサワーの、東京・大阪・京都の名店7店舗を取材。フルーツ・梅干し・野菜サワーなど、最先端のクラフトサワーの制作秘話も知ることができる。今回、店舗案内はもちろんのこと、うち飲みのシチュエーションを想定したレモンサワーレシピ・おつまみレシピや、缶チューハイ飲み比べも収録する。また、純喫茶コレクション・難波里奈さん、小説家・島田雅彦さんなど、サワーを愛する人々の書き下ろしエッセイも収録。様々な角度からサワーについて学び、楽しめる1冊だ。

価格は1000円(税抜)。発売日は1月29日。

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