2018年12月21日 06:28

宝島社が主催する新人ミステリー作家の登竜門「このミステリーがすごい!」大賞は、第17回大賞受賞作品「怪物の木こり」を1月12日に発売する。

今回の大賞受賞作品は、日常的に殺人を犯しながらも普通に生活を送る有能な弁護士や医者、脳を盗む連続殺人鬼「脳泥棒」、感情をコントロールする「脳チップ」など、異例な設定のなかで追う者と追われる者が入れ替わりながら展開するストーリーが魅力のサイコミステリー。海外ドラマのようなエンターテインメント感と、勢いのあるプロットが特徴だ。

著者の倉井眉介さんは大学を卒業後、フリーターやニートをしながら小説家を目指していた。江戸川乱歩賞の最終候補になり、さらには「このミス」大賞を受賞し、今回の作家デビューとなった。最終選考委員から「意表を突く出だしと驚異の展開、独特の世界観で読ませる怪作」と評価され、新人作家としてこれからの活躍も期待される。

「怪物の木こり」は1月12日発売。本体1380円+税。