2018年05月07日 08:28

産経新聞社は、第65回産経児童出版文化賞の受賞作8点を、5月5日に決定した。

産経児童出版文化賞は、学校図書法の施行にあわせて1954年に産経新聞社が創設した賞。前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内で出版された、すべての児童書籍を対象に審査を行い、毎年5月5日の「こどもの日」に受賞作が発表される。

今回は、2017年の1年間に刊行された児童向け新刊書4217点を対象に審査を重ねた結果、大賞には、たむらしげるさんの「よるのおと」(偕成社)が選ばれた。「よるのおと」は、9歳だった著者が、松尾芭蕉の俳句「古池や 蛙飛び込む 水の音」を初めて知った際、頭に浮かんだ鮮烈なビジョンが元になっている。それを、少年が月夜に池のほとりを歩いて、おじいさんの家にたどりつくという数十秒のストーリーに仕上げた。

詳細は5月5日付産経新聞朝刊に掲載。