2025年10月31日 19:22
        
みんがくは、大学入試の過去問題集「大学赤本シリーズ」を刊行する世界思想社教学社と共同で、生成AIを活用した小論文の学習支援つき教材「赤本AI」の実証実験を11月より開始する。
「赤本AI」は、長年にわたり受験生に親しまれてきた「赤本」のノウハウと、みんがくの「スクールAI」の生成AI技術を組み合わせた新しい教材開発の取り組み。全国の学校・学習塾で実際に使用してもらい、生徒の声や指導現場の意見を取り入れることで、より実践的で活用しやすい小論文教材を開発する。
実証実験では、生徒が実際に問題を解き、AIからのフィードバックをもらいながら自分の答案に対する考察を深める。対象となるのは、小論文対策に取り組んでいる高校生を指導する学校・塾(3~5校程度)。対象生徒は高校1・2年生(1校あたり10~15名程度)。実施方法としては、実証セット一式(PDF)を提供し、生徒が小論文演習を実施。利用後、アンケート・ヒアリングで、意見・感想を収集し、結果をもとに教材改善やAI回答の品質向上に活用する。
生徒や先生方から寄せられた意見・回答の一部は、AI動作や利用者向けページの改善に反映する予定で、新しい教材づくりのプロセスに参加する体験となる。なお、教材刊行の際には、巻末に「Special Thanks」として協力した学校・塾名を掲載する予定。実証実験を通じて、AIの利便性・安全性を検証しながら、現場で本当に役立つ生成AI教材の開発を目指す。









