2025年10月30日 18:10

ヘルステックスタートアップのUbieは、適切な医療へのアクセス困難という社会課題解決を目指す「医療迷子レスキュープロジェクト」において、富士製薬工業が参画したことを明らかにした。

Ubieは、体調不良時の「症状認知」「情報収集」「受診」「診断」「治療」といった各段階で困りごとを抱え、適切な医療行動が取れずにいる状態を「医療迷子」と提唱している。Ubieが7月に発表した「医療アクセス実態調査2025」では、この「医療迷子」を日本人の7割が経験している実態が明らかになった。

この度「医療迷子レスキュープロジェクト」の理念に賛同し、初の賛同企業として、長年にわたり女性医療の領域をリードしてきた富士製薬工業の参画が決定した。富士製薬工業は、50年以上にわたり女性医療領域に注力し、現在では同領域における医薬品の取り扱い品目数で国内No.1の実績を誇るスペシャリティファーマ。女性特有の健康課題に向き合い続けてきたその姿勢は、「医療迷子」の解消を目指す本プロジェクトの理念と深く共鳴する。

まずは第一弾の取り組みとして、「医療迷子レスキュープロジェクト」特設サイトに、賛同企業として同社のロゴを掲載する。今後は医療・健康に関わるステークホルダーと共に、共同での情報発信や新たな啓発活動の企画など、多角的な連携の可能性を検討していく。