2025年10月30日 15:56

阪急阪神ホールディングスグループのミマモルメはNECと連携し、顔認証を活用したスクールバス乗降通知サービスを11月から販売開始する。

販売に先立ち、顔認証による検知を用いたスイミングスクールの入退館をお知らせする実証実験に続く第二弾の実証実験を、9月1日~30日まで実施した。顔認証用アプリを搭載したタブレット端末をマイクロバス2台の乗降口に設置し、乗降情報をリアルタイムで保護者に配信する仕組みの効果を検証。タブレット端末による顔認証を用いて小学生のスクールバスの乗降情報を保護者に通知する実証実験は、国内初となる。

実証実験後に行った保護者アンケートでは、回答があったすべての人が「通知のタイミングがとても適切であった」又は「適切であった」と回答した。また、「本サービスを利用して、子どもの安全確認に対する安心感はとても向上した」又は「多少向上した」と回答。通知を受け取ることで子どもが「無事にバスに乗った」、「いつ降車したか」を確認できたことに保護者から高い評価が得られた。

今回の仕組みは設置や取り外しが容易なタブレット端末を用いて行われた。リースで運行されることが多いスクールバスに後付けで設置したいというニーズが見込まれるため、11月からミマモルメにおいて、スクールバスを運行する全国各地の自治体や子ども向け施設へ本サービスの販売・運用を開始する。