2025年10月16日 09:54

かに道楽は、10月7日、第31代かに切りチャンピオンを決定した。

かに道楽では、毎年、全40店舗で予選会を行い、タイム上位24名を集め、かに切り大会決勝と題し、チャンピオン決定戦を行っている。第1回大会が1994年で、今年で31回目を迎える。審査は「早くて・綺麗」を基本とし、審査基準は細かな項目に分けている。競技内容は6肩の切り上がりを競い、関節部分がきれいにカットされており箸が通りやすいか、脚をカットする角度、爪がきれいに割れているかなどの審査を行い、基準を満たさない「かに」に関しては、それぞれにペナルティーを課し、実際切り上がったタイムとペナルティーを合わせた合計タイムでチャンピオンを決定する。かに道楽では鮮度に拘り、切り上がりから顧客に提供するまでの時間を出来る限り短くし、美味しいかにを顧客に味わってもらう為に競っている。その為早く、綺麗にかにを切る事は、かに道楽の調理人としては外せない要素となる。

年に一度のかに切りチャンピオン決定戦。本年度も緊張感の中、熱い思いを秘めた24名の決勝大会出場選手たちがその腕を競った。競技開始前の会場は静まり返り、ピンと張りつめた空気が選手たちを包み込む。息をのむ緊張感の中、司会者のスタートの合図で一斉に調理を開始。緊張がはじける中、静寂のためか、より心地よく聞こえる包丁がまな板にあたる音がいつも以上にリズミカルに「トントントーン」と流れ、手に汗握る戦いが行われた。本年度は、かに道楽道頓堀東店・石原泰輔主任が、料理人約500名の頂点に立った。

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