2025年10月09日 15:55

京阪電鉄にて、急増する訪日客に対する接客現場での英語力強化策として、スピークバディが提供する「AI英会話スピークバディ」が導入された。公共交通機関を運営する企業での導入は、本件が初の事例となる。

日本政府観光局(JNTO)によると、今年1月~8月の訪日外客数(推計値)は、前年同期比18.2%増の2838万人超。年間の訪日外客数も2024年の過去最多記録を更新するペースで推移している。一方で、観光庁の調査によると、訪日客の困りごととして「施設スタッフとのコミュニケーション(英語が通じない等)」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が上位に。特に困った場所としては「鉄道駅」が2位となっている。

京阪電鉄では、かねてより駅係員・乗務員を中心とした英語対応力向上に向けてさまざまな取り組みを実施してきた。しかし、シフト勤務により講師などとの時間調整に制限があることや、英語習熟度の差による学習ニーズの違いから、従来の取り組みの課題を感じていた。

こうしたなか、AIバディとの対話であれば、人との対話に比べて心理的なハードルが低い、英語に慣れていないスタッフでも安心して英会話練習に取り組むことができる、駅業務にも応用可能なシーン設定のレッスンを通じて実務に必要な英会話を効率的に習得できるなどの理由により、「AI英会話スピークバディ」の導入にいたった。

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