2025年09月16日 09:55

OWNICは、中小企業の円滑な事業承継をシンプルかつスピーディーに実現する新サービス「らくらくバトン」の提供を開始した。
中小企業の経営者の高齢化は進み、事業承継は喫緊の課題となっている。遺留分対策や税務対策など、国の制度や支援サービスは充実してきたが、多くは「後継者を決める」「実行時期を定める」といった前提を求められる。一方で実際には、まだ後継者や時期を決められない経営者も少なくない。「らくらくバトン」は、こうした状況でも事業を止めない備えを可能にし、既存の制度やサービスと組み合わせて選択肢を広げる仕組みだ。
「らくらくバトン」は、種類株式と信託を活用して事業承継の不安を軽減するパッケージサービス。後継者が未定の場合や複数候補がいる場合でも導入可能で、M&Aを将来視野に入れる企業にも対応。複雑な制度や手続きに縛られることなく、経営を止めない「安心のバトンリレー」を実現する。特長は、スピード導入(通常は約1カ月で導入可能。株主構成や必要書類が整えば最短1日での導入も可能)、本業に集中(税務・相続の煩雑さに追われず、経営と後継者育成に注力できる)、柔軟性(後継者が決まっていない、複数候補がいる、将来的なM&Aを検討している場合にも対応)、トラブル回避(遺産分割による経営権争いや遺留分による株式分散を未然に防止)、親和性(既存の相続・税務対策に干渉せず、追加対策も組み合わせ可能)。