2025年09月12日 16:15

鉄道のあるまち応援プロジェクト「テツふる」が、第24回日本鉄道賞において日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞『現地消費型ふるさと納税を活用した「四方よし」の取り組み』特別賞を受賞した。
「日本鉄道賞」は、日本で最初の鉄道が開通した10月14日に制定された「鉄道の日」の趣旨に基づき、鉄道に対する国民の理解と関心を高める、優れた取り組みを表彰するもので、今年で24回目。日本鉄道賞表彰選考委員会によって、全応募案件32件を各委員が評価・議論の上、「日本鉄道大賞」および「日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞」が選定された。
「テツふる」は、現地消費型ふるさと納税を活用して日本各地の「鉄道があるまち」への訪問と、現地にある店舗などでの購買を通して、沿線地域の活性化を目指すプロジェクトの総称。専用サイトから、「テツふる」に参加している自治体にふるさと納税すると、寄付額の30%相当のデジタル商品券が返礼品として即時発行される。デジタル商品券はその自治体にある加盟店で、1円単位で利用することができ、鉄道グッズや特産品、特別な鉄道体験の購入に充てることができる。
選考委員からは、疲弊する地方鉄道と沿線自治体の支援という、喫緊の課題に特化していることが評価された。また、初期費用やランニングコストが不要で、小規模からの導入も可能であり、自治体・鉄道会社・地元店舗・利用者にとって、「四方よし」の関係を作っていることも高く評価された。
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