2025年09月12日 09:58

日本精工(NSK)は、TOPPANエッジとともに、日本自動認識システム協会が主催する「2025年度(第27回)自動認識システム大賞」にて優秀賞を共同受賞した。
NSKは、1916年に日本で最初の軸受を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきた。TOPPANエッジは、「情報」を核としたさまざまな事業の展開を通じて、企業や社会の課題解決に取り組んでいる。
今回、受賞した「温度センサー搭載RFIDタグを活用した産業機械設備向け保全管理ソリューション」は、2023年に両社が共同開発を開始したものであり、すでに複数の製紙・印刷関連メーカー、機械関連メーカー等において試験導入している。本ソリューションによって、軸受を含む幅広い産業機械の保全作業を最適化することで、顧客の設備の長寿命化、安定稼働の実現に貢献していく。
日本自動認識システム協会コメントはこちら。「本システムは、産業機械設備に温度センサー搭載RFIDタグを保全対象のベアリングの近傍や温度計測したい部位へ取り付け、点検や保守の際にリーダーで読み取り、IDと温度情報を一括で取得し、システム側で保全対象の温度推移を蓄積し、管理・分析するシステムです。ベアリングの保全については、日本精工様のベアリングに関するノウハウが提供され、適切なタイミングでの保全により、設備保全のデジタル化・自動化を実現するシステムとして高く評価されました」。