2025年06月11日 09:45

日本フィルハーモニー交響楽団は、8月に「東北の夢プロジェクト」を岩手県、福島県で開催、2026年1月には初の東京公演を開催する。
日本フィルは2011年4月から東日本大震災の被災地への音楽による支援活動「被災地に音楽を」に取り組み、現在までに360回以上の活動を行っている。2019年から東北地方のさらなる復興支援の後押しとして新たに「東北の夢プロジェクト」を開始、子どもたちが取り組む郷土芸能や学校での文化活動の団体を共演者とするオーケストラ公演を、これまで盛岡で5回、郡山で3回開催した。そして震災からまもなく15年となる2026年1月、いよいよこの公演を東京で開催し、東北地方の宝ともいえる子どもたちの文化活動を広く紹介する。
「東北の夢プロジェクト」では、「東北のさらなる復興を進めるために、子どもたちの笑顔を応援する」との思いで、東北各地で郷土芸能や合唱・吹奏楽・オーケストラなどに熱心に取り組む子どもたちを共演者として招き、オーケストラと共にコンサートを作り上げる。また各団体を事前にプロの演奏家が訪問する「共演者交流事業」としてミニコンサート、ワークショップ、レッスンなどを実施し、オーケストラのメンバーと子どもたちの触れ合いにより子どもたちが大きな触発を受けて、「事業を通じて飛躍的な成長を遂げることができた」との声も数多く寄せられている。