スペースデータは、この度、プライベート宇宙ステーションの販売を開始。また、宇宙ステーションの運用支援として宇宙旅行サービスについても今後の提供開始を予定している。

「プライベート宇宙ステーション」とは、民間企業や個人が所有可能な宇宙施設。研究開発や観光、エンターテイメントのほか、個人の居住空間や資産としての保有など、多様な用途に対応する新たな宇宙インフラとなる。

宇宙ステーションは、将来的なスペースコロニー（宇宙居住空間）を構成する最小単位であり、人類が宇宙で生活する時代の第一歩。同社は、これまで培ってきた技術と知見を活かし、複数の「プライベート宇宙ステーション」の展開を通じて、人類の居住領域を地球から宇宙へと拡張していく。

また同社はこれまで、宇宙とデジタルを融合した先端技術の開発を推進。地球にいながら宇宙をリアルに体験できるシミュレーション環境の構築を通じて、「宇宙の民主化」を目指した取り組みを進めている。

宇宙ステーションや宇宙旅行の販売についても複数の引き合いを受けていたが、この度、初となる具体的な案件が成立。関係先との間で基本合意書を締結した。現在、調達や実装に向けた協議が進行しており、このような市場の成長性を見据え、同社は本サービスの正式な事業展開を決定した。

2030年代に普及が見込まれる民間宇宙ステーションを見据え、スペースデータは宇宙社会の具現化をリードする企業として、技術力と事業基盤のさらなる強化に取り組んでいく。