2025年05月22日 16:26

光洋産業は、安価かつ電波漏れによる誤認を100%抑えた「ウォークスルー型RFIDトンネル式ゲート」を2024年10月に発売した。
電波を用いて非接触で情報を読み書きする、RFID技術。バーコードやQRコードと異なり、電波が届く範囲であれば複数のタグを一括で読み取れる点がメリット。RFIDシステムの導入は省人化・効率化につながるため、近年、倉庫の在庫管理やピッキング、無人レジなど様々な分野で活用が進んでいる。
なかでも、倉庫などで大量のRFIDを一括で読み取る際に便利なのが「ウォークスルー型RFIDゲート」。これはRFIDを付けた複数の商品をカート等に混載し、ゲートに通すことで一括読み取りを行うもの。出庫時の検品や、リースした商品の返却確認などに用いられている。しかし従来のウォークスルー型RFIDゲートには、入口と出口にシールドがなくRFIDの誤読を余儀なくされていた、高価でサイズ等のカスタマイズも難しい、といった課題があった。
そこで同社は、トンネル出入り口へのシールドカーテン設置などにより、最大パワーの電波でも誤読なく一括検品が可能なトンネルゲートを低価格で発売した。トンネルゲート周辺に点在している他のRFIDタグを気にすることなく、最大パワーの電波で誤読なく一括検品できる性能を実現。各種カスタマイズに対応しているほか、従来品よりも手に取りやすい価格設定とすることで、導入のハードルを抑えた。