2025年05月14日 15:59

博報堂生活総合研究所は、食生活の話題(ひとりごはん、調理定年、食生活のデジタル化など)について、20~69歳の男女1500人を対象に「食に関する生活者調査」を実施。調査でわかった生活者の価値観や気分、行動に関する発見を公開した。

まず、「ひとりの食事/ひととの食事」、どちらがストレスを感じるのかを尋ねたところ、ストレスを感じるのは、「ひとりの食事」が48.5%で、「ひととの食事」51.5%と同程度だった。ひとりの食事への否定意見では「食卓はコミュニケーションの場だから」、ひととの食事への否定意見では「個人の生活リズムのズレがあるから」など、それぞれの食事スタイルの良さや違いに関する声が挙がった。

次に、食事の気分をオノマトペで選んでもらったところ、「ひとりの食事」は「のびのび」、「家族との食事」は「ほっこり」、「友だちとの食事」は「わくわく」が1位。食事スタイルごとに得られる快の気分が異なることがわかる。

また、ひとりで食べることが多い調理は「主食メイン料理」(おにぎり、パン、ラーメン)、ひとと食べることが多い料理は、魚と肉などの「主菜メイン料理」(寿司、焼肉、すき焼)が上位。食事スタイルごとに料理も異なっている。「調理定年」への賛成派は66.1%、反対派は33.9%。賛成派が反対派の約2倍となり、前年同月に実施した調査の結果と比べると、賛成派は8.3ポイント増加していた。