2025年05月13日 15:54

紙製品・化成品メーカーのマルアイは、祝儀袋の開閉や中身の出し入れがしやすい「らくタッチ」構造を採用した祝儀袋「しらら金封」を9月29日に新発売する。
祝儀袋の多くは、本体が「多当(たとう)折り」や「斜め折り」等の伝統的な折り方で畳まれた一枚の用紙で出来ており、その格式あるつくりが祝儀袋の魅力のひとつでもある。一方で、その丁寧なつくりゆえに、使用時には水引飾りを外したり、本体の紙を広げたりといった工程が必要なことから、使い方に手間や戸惑いを感じる人も。とくに、身体が不自由な方にとっては、使用が困難な場合もある。
そこで同社は、祝儀袋の伝統的な佇まいは守りながらも、現代のニーズに合わせて使いやすさを追求した「らくタッチ」構造を開発した。「らくタッチ」は、祝儀袋の開閉が簡単で、中身の出し入れがしやすい。見た目は従来の多当のまま、本体裏面の上部がフタのように開閉でき、フタを開けるだけで中袋をスムーズに出し入れすることができる。水引飾りを外したり、本体の紙を広げたりする手間がないため、祝儀の準備や受け渡しが、よりスマートに行える。
この度、「らくタッチ」構造を採用した祝儀袋の第1弾として、「しらら金封」を9月29日に新発売。今後は「らくタッチ」構造の祝儀袋を広く展開し、祝儀袋の使用にハードルを感じていた人や、使い慣れない若い世代の人にも、より気軽で快適に使える製品を提供していきたいと考える。全2種、価格693円(税込)。