2025年05月07日 20:12

スマートゲートは、遠隔聴診に対応したWebRTC準拠のビデオチャットモジュール(名称未定)を新たに開発し、オンライン診療システム「SmartCure(スマートキュア)」および次世代見守りシステム「WearSafe(ウェアセーフ)」に6月より順次搭載の予定だ。

従来、スマートキュアでは医療機関のニーズに合わせ、ビデオチャットを複数選択できる方式を採用している。しかし、高額なライセンス費用がオンライン診療の導入制約にもなっていた。スマートゲートは、WebRTC規格準拠の独自モジュールを開発。webブラウザだけで1対1から、最大10名までの同時接続に対応し、スマホで利用する場合もアプリのインストールは不要となる。

主治医、専門医、カウンセラー、家族が多拠点から同席するオンライン診療・オンライン面談も実現。背景モザイク機能によりプライバシーを確保しつつ、録画機能により診療記録のエビデンス管理も可能。更に2025年秋には、話者認識したテキスト化、AI要約、SOAP形式等への出力に対応するAIアプリとのシステム連携を予定している。

価格はクリニック向け1000円(税別/1医療機関あたり/利用人数・端末無制限)。病院向け2000円(税別)。※スマートキュア契約に付帯するオプション価格。提供開始時期は6月:スマートキュア採用クリニック/病院向けに順次アップデート配信。ウェアセーフへの拡張は2025年度内を予定。