2025年05月07日 19:54

スターシーズが所有する木版画作品「画狂プロジェクト」が、東京国立博物館(表慶館)で開催中の「浮世絵現代」(会期:6月15日まで)に出品されている。
「画狂プロジェクト」とは、葛飾北斎生誕260周年を記念し、北斎生誕の地である墨田区で始動した木版画制作プロジェクト。葛飾北斎への敬意とその精神の継承をテーマに掲げ、木版画のための原画を現代の漫画家有志に依頼した。
参加者は池上遼一さん、池田理代子さん、イリヤ・クブシノブさん、こうの史代さん、さいとう・たかをさん、里中満智子さん、ちばてつやさん、バロン吉元さん、ビッグ錠さん、安彦良知さん総勢10名。それぞれの漫画家が各々の「浮世」を一枚絵で表現し、江戸時代から続く浮世絵の制作技術を受け継ぐ木版画の職人たちにより、木版画として作り上げられた。
同社はテーマに共感し本作品を特に大切に保管してきたが、今回広く一般に公開することとなった。なお展覧会では本作品のほか、様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエイターたちが絵師となり、彫師・摺師と協働して制作した作品を多数展示。作品の背景や美術史的価値に触れられる内容となっている。
展覧会名「浮世絵現代」は開催期間が4月22日~6月15日。会場は東京国立博物館(表慶館)。詳しくはこちら。