2025年03月13日 12:11

オープントーンは、日本観光振興協会と共同運営する「日本観光振興デジタルプラットフォーム」(デジプラ)上で、インバウンド観光客の足取りを可視化する新機能「インバウンドの足跡」の提供を開始した。

「デジプラ」は、地域の観光戦略に役立つ観光情報を搭載したデータ管理プラットフォーム(DMP)。宿泊・人流・消費の多岐にわたるデータと地域が持つ観光資源や旅行者への満足度調査の結果などを閲覧することができる。

コロナ禍の渡航制限が解除され、訪日外国人(インバウンド)の数が急増。2024年には過去最高の来訪者数・消費額を記録した。一方で、観光地ではオーバーツーリズムが深刻化し、住民の生活や持続可能性への影響が懸念されている。3月には政府として新たに「飲食関連のインバウンド消費 2030年 3倍近くに引き上げ」という目標も設定された。効果的な観光施策には、観光客の行動を詳細に把握することが不可欠だが、従来の統計データでは地域ごとの動向分析が難しい課題があった。

そこで、「デジプラ」と連携し、国・期間・時間帯ごとの人流データを活用できる新機能「インバウンドの足跡」を提供開始する。本機能により、指定した国・期間・時間帯ごとの観光客の行動を詳細に把握することが可能となり、観光施策の改善や 地域経済の活性化に貢献。より精度の高い誘客戦略の立案が可能になる。

サービス料金は要問い合わせ(「日本観光振興デジタルプラットフォーム」の拡張サービス)。

日本観光振興デジタルプラットフォーム