2025年02月26日 12:41

TKCは、埼玉県三郷市と共同で、住民に身近な公共施設と本庁舎を結び、オンラインで行政サービスの相談や申請手続きができる「遠隔窓口サービス」の実証実験をスタートする。
遠隔窓口サービスは、「住民も職員も移動しない」をコンセプトに、住民に身近な公共施設・民間施設と複数の窓口をつないで、あらゆる手続きのデジタル化・ワンストップ化の実現を目指すもの。市区町村においては、職員数の減少等により出先機関の維持が困難になっている。遠隔窓口サービスを利用することで、職員は勤務場所を問わず住民応対が可能になるとともに、住民は本庁まで出向くことなく手続きが完結する。これにより出先機関の維持にとどまらず、住民サービスをさらに拡充させることも期待される。
今回の実証実験では、希望の郷交流センター出張所(市民課)と健康福祉会館(介護保険課、こども家庭センター)に、「窓口応対に必要な機能を搭載したビデオ通話」と「書かない窓口」(本実証では「TASKクラウドかんたん窓口システム」を活用)を組み合わせた検証環境を構築。双方をオンラインでつなぎ、住民が遠隔地から担当窓口の職員に相談し、紙の申請書を書かずに行政手続きができるかなど、住民・職員双方の視点からサービスの実運用を想定した検証を行う。
検証期間は2月26日~3月31日(予定)。