2025年01月21日 13:00

おひさま総合研究所は、兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」の入学生が1月1日時点で300名を突破し、首都圏内で108名が就農した。

「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした民間スクール。具体的には、就農の最大のハードルとなる農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、書類作成などを実際の農政担当者や有識者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることを目指す実践的学校だ。

兼業でありながら、収益を省力で上げるための6次産業化(ネット通販、ソーラーシェアリング、農泊、体験農業、農家レストラン、キャンプ場運営、省力栽培等)の講義も行う。最近は、共同での就農を意識し、オリーブベース(共同栽培)の場所を野田市、市原市、横浜市に用意し、専業農家にできないチーム戦を展開している。学校の圃場がある千葉県睦沢町では、農政担当者、既就農者が講義に参加し、町の農地の斡旋や探し方、新規就農認定をサポートする。ただし、就農地域は睦沢町に限定されない。他地域で兼業就農を希望する生徒には、用地探索から農地取得までを指導し、実際に首都圏で就農をはじめている。

2022年1月に開講して以来、1期生から9期生まで302名の生徒が「チバニアン兼業農学校」で学び、うち108名が首都圏で就農を果たした。それ以外の生徒も就農に向けて準備を進めている。現在は10期生が学んでいる。

チバニアン兼業農学校