2025年01月10日 15:34
ピースウィンズ・ジャパンは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス西部で発生した大規模な山火事被害に対し、1月10日に日本から緊急支援チームを派遣。現地で支援活動を開始する。
1月7日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス西部で、大規模な山火事が発生した。この火事については米国を拠点とする姉妹団体「ピースウィンズ・アメリカ」を通じて情報収集を開始している。また、ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団「ARROWS」の看護師1名が、広島県神石高原町にある本部から出発し、1月10日の夕方に羽田空港から現地へ向かう。
現地に到着後、ピースウィンズ国際人道支援事業の調整員1名と合流し、緊急支援を開始する予定。被災地で予定している支援活動は、一時避難所での聞き取り、支援ニーズ調査、物資支援、そのほか被災地で必要で必要とされている支援など。
アメリカAP通信社による報道では、サンタ・アナ風(Santa Ana winds)と呼ばれる局地風や極度の干ばつ、急激な天候の乱れなど、さまざまな要因が重なり火災は急速に延焼したと見られている。「ロサンゼルス史上最も破壊的」とも報じられ、少なくとも5人が死亡、4000棟以上の建物が破壊され、18万人以上が避難命令を受けた(1月10日9時時点)。ピースウィンズの緊急支援活動への寄付はこちら。