2024年12月10日 19:27

humorous(ユーモラス)社は明治大学と共同で、「ナイトコンシェルジュ(R)」を活用し、視認性向上で公園利用者の安全と養生芝生の保護の実現を目指す実験を開始した。
中野四季の森公園は、子供から大人まで手軽にレジャーを楽しむことができる公園として、休日には家族連れやジョギングを楽しむ人で賑わう。その一方で、芝生の保護区域への立ち入りや、夜間にロープにつまずく事故が課題となっていた。
今回の実験は、芝生保護用に設置されたロープに気づかず、夜間に引っかかる事故が発生している課題に対応するとともに、養生中の芝生エリアへの立ち入り防止が目的。高輝度蓄光ツールをロープに設置することで、暗闇でも視認しやすい安全対策を実現し、利用者の安心感を高めると同時に、芝生の保護を図る。
使用する「ナイトコンシェルジュ(R)」は、日中に自然光を蓄え、夜間に発光する特性を持ち、電力を必要とせず環境負荷が低いのが特徴。柔らかな光でロープの存在を知らせることで、来園者の転倒リスクを軽減。それとともに、養生中の芝生エリアへの無断立ち入りを防ぎ、居住性や好感を損ねる過剰な注意喚起や立ち入り禁止の告知看板などを使用することなく、公園の景観と機能を保護する。
この実験により、公園利用者の安全性向上と養生中の芝生保護を両立し、夜間でも安心して利用できる公園づくりのサポートを目指す。また、災害時や非常時にも役立つ新たな技術としての蓄光ツールの可能性が示されることを目標としている。