2024年12月05日 13:00

ツクイは、12月5日、「ケアラー」や「ケアラー予備軍」の人々を対象に、介護に対する自分の価値観などがわかる診断ツール「ケアラータイプ診断」をリリースした。
「介護に関する意識調査」の結果、一口に「ケアラー」といっても、介護に対する考え方は人それぞれで、また時代の変遷とともに新たな価値観も生まれてきていることがわかった。たとえば「親の介護は子どもがすべきだと思うか」という質問では、「親の介護は子どもがすべきだ」と考えている人はケアラーの中でも少数派だった。同社は長年介護に携わってきた企業として、多様な価値観が尊重される現代においては、介護についてもさまざまな考え方や価値観があること、また、いざというときにはプロに任せるなど、介護の方法にもさまざまな選択肢があることを伝えるため、そのきっかけの一つとして診断ツールの開発を行った。
「ケアラータイプ診断」は、同社の介護サービスを利用している人々の家族を対象として同社が6月に実施した「介護に関する意識調査」の分析結果をもとに、ケアラーの価値観を大きく6つのタイプに分類する診断ツール。スマートフォンやパソコンなどで所要時間2分ほどの簡単な質問に答えるだけで、家族などの介護が必要となったときに、自分がどういうことで悩むのかなどをシミュレーションできるのが特長だ。ケアラーの人々だけでなく、まだ実際には介護をしていない「ケアラー予備軍」の人々も気軽に利用することができ、自分自身も気づいていなかった「介護に対する自分の価値観」を知ることができる。