2024年10月21日 12:57

NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、広島県福山市教育委員会と連携し、10月中旬より福山市の不登校の小中学生への支援においてトライアル事業を行う。
「NIJINアカデミー」は、2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールで、全国30以上の都道府県から約150名の小中学生が学ぶ。「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」をカリキュラムの柱に、学校に行けないことが劣等感・罪悪感にならず、全ての子どもが希望を持てる未来を創る。学校に代わる学びの選択肢として、希望する生徒の9割(7月現在)以上が在籍校の出席認定を獲得した。
今回のトライアル事業では、数カ月間のトライアルを通して、福山市の不登校の小中学生に対し、居場所作りや教科教育を行い、当該児童生徒の活動参加の継続率や支援のニーズ、メタバースの教育効果を検証する。福山市内3カ所にあるフリースクール「かがやき」に通室する小中学生は、それぞれの通室先よりNIJINアカデミーの活動に参加。「かがやき」から帰宅した後は、各家庭の端末よりNIJINアカデミーの対話的で双方向型のオンライン授業に参加することができる。福山市の支援員による対面でのサポートに加え、NIJINアカデミーが提供するプログラムへの参加や、メタバース校舎内での全国各地の不登校の小中学生との交流を通して、福山市の不登校児童生徒にとって社会的自立のひとつのきっかけとなることを目指す。