2024年10月18日 12:53

河出書房新社は、エルンスト・H・ゴンブリッチ著「美術の物語 ポケット版」を、10月18日に発売する。1950年の初版刊行以来、70年以上読み継がれている「美術の物語」。現在、日本を含む35カ国で出版され、世界累計刊行部数は800万部を超えている世界一読まれている美術本が、コンパクトサイズになって発売された。
表紙は、鮮やかな⻩色の布クロス装。本文は糸によるかがり綴じ。書籍としての強度を上げつつ、優美な装幀が持つ独特の存在感は大きな魅力。元本と比べてページ数こそ668ページから1048ページへと増えたものの、大きさは大判から新書に近いサイズに、また重量は約1800gから約750gへといずれも半分以下にサイズダウン。そして本書には、エルンスト・H・ゴンブリッチの孫レオニー・ゴンブリッチによる「ポケット版への序文」が新たに追加掲載されている。
サイズダウンと軽量化を図るため、本文内のテキストと図版を前後に分割。このため、テキストと図版とを交互に見ながら読み進めることができるように、しおり紐を特別に2本セットした。1本はテキストページに、1本は図版ページに使用することで、容易に双方を行き来することができる。
なお2025年1月末まで、通常、本体価格4990円(税別)のところ、刊行記念特価として、本体価格3990円(税別)で販売する。