2024年10月17日 19:40

日本航空(JAL)と星野リゾートは、訪日観光客に向けた「王道vs穴場キャンペーン」を実施する。
両社が連携したキャンペーンを通じて、日本の魅力的な観光資源の眠る大都市圏外に観光客を誘客することでその素晴らしさを伝え、オーバーツーリズムの解消に向けて取り組むとともに地域活性化に貢献する。
観光庁が毎年実施する宿泊旅行統計調査によると、2023年の外国人延べ宿泊者数は全国で約1億1775万人を突破し、新型コロナウイルスパンデミック前の2019年を上回る結果となった。しかし、都道府県別では、宿泊者数の上位5都道府県(東京都、大阪府、京都府、北海道、福岡県)で全体シェアの約73%を占め、宿泊を伴って地方に旅をする訪日観光客は少数にとどまっている。
JALと星野リゾートは、訪日観光客の関心が高い「桜」「祭り」「紅葉」「雪」「自然・アクティビティ」のコンテンツを切り口に、多くの訪日観光客に愛されているデスティネーションである「王道」観光地と、海外では認知度が低いものの素晴らしい素材を有する「穴場」観光地を特設サイトで紹介するとともに、両社のオウンドメディアで継続的に発信する。
また、国内外に向けてそれぞれInstagram投稿キャンペーンを実施し「海外に伝えたい」「実際に訪れてよかった」知られざる日本の地方の魅力の発信を促す。さらに、訪日観光客向けにJALの航空券と星野リゾートが運営する一部施設を組み合わせたパッケージプランの予約を開始する。