2024年10月15日 09:38

未来ものづくり振興会は、新しいプロダクトのデザインを募る「17th SHACHIHATA New Product Design Competition」に関して10月11日に表彰式を行い、受賞作品9点を発表した。
今年で17回目を迎えるシヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティションには、2023年に続き国内外から多くの提案が寄せられた。今回のテーマは「可視化するしるし」。記録されない日々の出来事やささいな変化、誰も気に留めないような瞬間の中にある「しるしかもしれない」ものを捉えたアイデアを募集した。テーマが「可視化」という抽象的なものだったためか、例年に比べてさまざまな角度からの提案が集まり、受賞作品の顔ぶれも彩り豊かなものになった。
第17回目となる今回は、中村勇吾さん、原研哉さん、深澤直人さん、三澤遥さんの4名の審査員、ゲスト審査員の岡崎智弘さんおよび特別審査員・舟橋正剛さんの計6名で厳正な審査を実施した。国内外から過去最多となる1538点の応募があり、そのうちの9点を受賞作品として決定した。
グランプリ1作品(賞金300万円)は、「めでたいん!」(榎本千紘さん)。紐を引くとパンッと音が鳴り、名前がひらひらと宙を舞う。主役の名前のしるしをしのばせることで、少し特別なサプライズを仕掛けられるパーティークラッカー。誕生日でも、結婚式でも、授賞式でも、名前で主役を引き立て最高の瞬間を作り出す、めでたいしるしの提案だ。