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2024年06月05日 20:20

レシップは、運行支援システム「LIVU」が提供するサービスのひとつである「路線バス乗務員支援システム」について、日本語と英語に対応した乗務員向け音声案内機能を追加した。

「路線バス乗務員支援システム」は、位置情報などのデータを活用し、出発時刻や運行経路の表示、経路逸脱時の注意喚起を行うことで、路線バス乗務員の業務を支援するシステム。今回追加した機能は、運転中の乗務員に対し、経路間違いを防止するために運行経路を音声で案内する機能となる。これまでのモニタ画面での表示に加え、音声案内を追加したことにより、さらに運転に集中できるようになった。運行経路の習熟度に関わらず、正しい経路を運行することができる環境を提供することで、乗務員不足解消に貢献する。

バス業界においても、在留資格「特定技能」の対象業種に「自動車運送業」を追加する動きがあるなど、外国人ドライバーの採用が見込まれている。本件は、今後の人材多様化に応えるための機能追加となる。

運行支援システム「LIVU」を使った乗務員支援システムは、2019年より提供を開始し、現在までに、路線バス搭載台数約2300台(3月末時点)の取扱実績がある。本件により、さらなる採用事業者数・搭載台数の増加を目指す。

今後は、さらに多様な言語への対応や、乗務員の習熟度に合わせた案内内容の切り替えなどの機能追加を予定している。引き続き、バス業界における多様な人材の活躍による乗務員不足解消への貢献を目指し、製品開発に取り組む。