2024年06月03日 12:56

ニコン・エシロールは、6月3日より、新・老眼対策レンズ「Zシリーズ」を発売開始する。
「Zシリーズ」は、100年以上の歴史を持つ光学メーカーであり、78年前からメガネレンズを手掛けてきたニコンが、ユーザーの声をもとにさらなる「見え心地の質」を追求し、自社独自の最新テクノロジーで開発したレンズシリーズ。レンズをかけた時の、驚きの見え心地を表すアイコンワードとして「感嘆レンズ」と名付けられた。
日本人口の約半数が老眼対象になる2024年。「境目のない遠近両用レンズ(累進レンズ)」のニーズが高まる一方で、ユーザーヒアリングの結果、累進レンズ使用者の10人中8人は完全な満足を得ていないという調査結果があった。特に、スマホの普及とともに、「手元」で小さな文字を見ることが増えた今、「手元の細かい情報が見えづらい」「薄暗い場所では手元の小さな文字が読めない」、と不満を抱えるユーザーが多く存在。そこで、この問題を解決するために、ニコンが新たに着目したのが累進レンズにおける「コントラスト」の改善だ。
同社はカメラレンズの評価に使われてきたMTF解析をメガネレンズの性能評価に取り入れることで、コントラストという評価基準を新たに設定。見たいものに対して、最適なコントラストが得られる、ニコン独自の全く新しい光学設計エンジン「Zコントラストテクノロジー」を開発し、累進レンズ特有の歪みを抑えつつ、コントラストの向上を実現。ピントが合わせやすく、小さな文字もくっきりと見える累進レンズに生まれ変わった。
発売日は6月3日(受注開始)。販売場所は全国の眼鏡専門店。