2024年05月27日 19:34

鳥取県は、5月25日、六本木ヒルズ屋上庭園の水田にて鳥取県のオリジナル米「星空舞」の田植えイベントを開催した。

六本木ヒルズの田植えイベントは今年で20回目。東京の都心・六本木ヒルズの近代的な森タワーを背景に、昔ながらの田植えが体験できる初夏の恒例イベントとなっている。鳥取県としては、2021年度に続いて2度目のコラボレーションとなり、当日は近隣住民や六本木ヒルズのワーカーなど約160名が参加。「星空舞」の名前にちなみ、星形の田んぼアートで田植えに挑戦し、実りの秋を楽しみにひとつひとつ苗を植え付けていった。

星空舞とは、鳥取県農業試験場が30年もの歳月をかけて開発し、2018年にデビューした米の新品種。夏の猛暑にも負けない品種を目指して、コシヒカリの子孫にあたる「ゆめそらら」を幾度もかけて交配し、コシヒカリのおいしさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米が誕生した。

鳥取県では、全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、2017年より「星取県」を名乗っている。そんな「星取県」で生まれ、見た目が透き通るような「星のように輝くお米」であることから「星空舞」と命名された。なお本イベント以降も、秋には稲刈りイベントのほか、様々なコラボレーションを予定している。