2024年05月13日 15:45

フォレストデジタルと森林総合研究所は、共同研究契約を継続。本契約に基づき、両者は空間VR「uralaa(うらら)」の生理的・心理的回復効果に関連する研究提言を推進する。
「uralaa」は、大型のマルチスクリーンによる映像やサラウンド音響システム、自然のアロマなどを用いて、あたかも森や自然の中にいるような「ひととき旅」体験ができる空間VR。VRでありながら、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)など機器不要のため、老若男女誰でも室内で没入体験ができるのが特徴。スマートフォンやPCで日本全国の美しい森や自然を自身で選択でき、演出した空間コンセプトの実現に貢献し、地域の魅力発信・活性化にも貢献する。独自の技術により多様な天井・壁のサイズに対応し、継ぎ目も違和感なく、自然空間に没入することができる。
共同研究は21年5月から開始し、これまでに「デジタル森林浴」の生理的・心理的疲労回復効果を実証するなどの成果を上げてきた。空間VR技術によって実現する「デジタル森林浴」 によって、副交感神経の上昇および心拍数の低下、気分の改善効果等が実証されている。
本研究結果は、ポストコロナ禍でのワーカーの満足度やウェルビーイング向上を叶えるオフィス空間創出の課題を解決するものと期待されている。24年3月以降の共同研究では、本技術による生産性向上・疲労低減をもたらすオフィス環境の創出と科学的検証等に注力する。