2024年04月23日 12:35

CARTA HOLDINGS(CARTA HD)とunerryは、「リテールメディアカオスマップ2024年版」を作成した。

リテールメディアとは、店舗を持つ小売事業者およびEC専業小売事業者が運営するメディア(Webサイト・モバイルアプリ・デジタルサイネージなど)、小売が保有するアセット(データ・コンテンツなど)を活用して配信される広告や購買者の調査・分析サービスの総称。米国での発展をきっかけに、日本市場も急速に成長している。

市場の発展により、関連サービスを提供する企業が増加する一方で、業界の構造や主要プレイヤーが不明瞭になっていた。メーカー・小売事業者がリテールメディアを健全に発展・利用する際の参考にしてもらうことで、より一層の市場活性化に貢献できればとの願いから、業界関係者が自発的にプロジェクトを組成し、本カオスマップを作成した。

本カオスマップは、広告主としてのメーカー、小売事業者、消費者に大別される。小売事業者が自社だけでは実現できないリテールメディア機能を多くの企業が支援し、エコシステムが形成されている。2024年版の特徴は、「小売大手のオウンドメディア整備が急速に進展」「総合サービスを提供する企業として広告会社・総合商社が台頭」「消費者データの利活用と効果計測を推進する企業の集約」「広告メディアとしてのテレビ・プラットフォーマーと決済・ポイント事業者の存在感」「完成度が高まったソリューションの多様化」の5点。

CARTA HD / unerry