2024年03月19日 15:50
山と溪谷社は、「改訂版九州百名山地図帳」を3月19日に刊行した。
「九州百名山」は、1993年にはじめて刊行されている。その後、ほぼ毎年のように増刷の機会があり、10年間で10版を重ね、多くの登山者から高い評価を得ていた。そしてちょうど10年目の2002年に、当時の最新の状況・情報を加味して、「新版九州百名山」が発行された。それから再び10年近くが経過し、3回目の改訂版として2011年に「九州百名山地図帳」を刊行。版型を大きくし、「地図」を重要視して組み立てた、新しいスタイルの「登山案内書」だ。本書に紹介した山岳は、沖縄を除く九州七県の山々のうちから、特に人気があり、一年を通して多くの登山者を迎えている山はもちろん、地元の人々が多く登る山や、心のふるさとといえるような山なども、地域のバランスを考慮しながら選んでいる。
今回の「改訂版九州百名山地図帳」は、4回目の改訂版として13年ぶりに内容を見直した。山の入れ替えこそないが、同社刊「分県登山ガイド」「アルペンガイド」の九州各県や主要山岳エリアの著者を核として、2011年版から4名の著者の入れ替えや、GPSによるコースの経路やコースタイムの見直しなどを行なっている。近年はゲリラ豪雨や台風、2016年の熊本・大分地震などによる登山道や林道の崩壊など、山を取り巻く環境・状況は刻一刻と変わる。常に新しい情報を手に入れて、安全で快適な登山を楽しめる。
定価は2970円(税込)。発売日は3月19日