2024年01月25日 12:54

リビングロボットは、同社が開発を進めている、高齢者生活サポートのためのパートナーロボット「見守りウィーゴ」による実証実験を、台湾の介護施設にて開始した。
リビングロボットは、人とロボットが共に生き、成長する社会の実現をめざして、パートナーロボットおよび関連技術の開発をおこなうテクノロジー企業。同社は、超高齢化社会によって起こる医療・介護従事者の負担軽減と高齢者のQOL/ADL向上を目指して、生活サポート用パートナーロボット「見守りウィーゴ」を、2024年リリースに向けて開発を進めている。2023年秋から福島県の介護施設、病院において実証実験中だが、今回台湾の介護施設でも実証実験を開始した。
台湾でも日本と同様に社会問題となっている少子高齢化の課題に対し、介護施設の人手不足解消と高齢者の生活サポートを目的として、実証実験を進めていく。同実験では、「見守りウィーゴ」のエンタメ機能やおしゃべり機能を活用して、高齢の患者の会話を促し、一緒に体を動かしたりすることで患者のADL/QOL向上を図る。また今回からLark Japanと連携したスケジュール機能も活用し、ウィーゴが患者の1日のスケジュールに合わせて声かけをしながら、一緒に体操をしたり、薬の飲み忘れがないように声かけをしたり、生活のルーティーンをウィーゴが確認する。
実証期間は2023年12月末~2024年3月下旬(予定)。場所は、北投稲香日照中心(新台北市)。
あるくメカトロウィーゴ(C) MODERHYTHM / Kazushi Kobayashi